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富士山初登頂! 歩かないと進まない

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登れることができた〜!
登れると思わなかったけれど、
登れた~~~!

思わず感極まって号泣

だって本当に、本当につらかったんだもん。

8合目はやたら長い道のりだったし、

9合目は岩ばかりよじ登る感じだったし。

とにかく、息がね

吸っても吸っても

足りなかったの。

動きたくなかった。

そして、動けなかった。

脚は意外と軽い感じがしたのだけれど、

筋肉痛が、、、というフィジカル的な問題ではなくて、

メンタルだったのか、、、

とにかく動けなかったんだ

少し動くと、心臓がバクバクいっているのがよく分かったのが7合目から8合目

それ以上、上になると、

バクバクというよりも頭がぼーっとしてて

そんなことすら感じなくて

次の一歩が出なくて、

動きたくなかった。

体力を消耗したくなかったのかも。

もう無理と思っていた。

だって、本当に無理だったんだもん。

4人で行ったけれど、

みんなからどんどん離れていくし

ついていけなくて

一人ぽっちになっちゃうし、

みんな途中で待っててくれるんだけれど

申し訳ないし、

やるせない。

だから、先に行ってもらうことにした。

その時9合目。

私は登りたかった。

富士山頂まで。

でも動けなかった。

さっきも書いたけれど、

空気を吸っても吸っても足りないの。

全然エネルギーなかった

だから、3歩あるいては、

岩に腰を下ろし、

眼をつぶる

その方が楽だったから。

また3歩あるいては止まる

脚がしんどいんじゃない。

指令を出すところが機能していなかったのか、

動けなった

このままずっとここで座っていようか、、、

誰か助けてくれないか。

ムリか、、、

孤独だ。

孤独との闘い。

なんで登山したかったんだろう、

なんでいまこんなつらい思いしているのだろう。

ちょっと考えようと思ったけれど、

それ以上頭が働かなかった。

だからそれに対する解は出てこない。

思考はもはや停止

孤独だ

つらい

苦しい

ということだけ。

でもなんとかみんなに追いつきたかったから

一歩一歩 あるく

でもまた腰を下ろす。

もう、極限に来ていた

9合目まで行ってるのにあの登ってきた岩山を降りるのはしんどすぎる。

でもこれ以上上に上がれる気がしない

あぁどちらを選んでも地獄だ。

ここに居座っても、誰も何もしてくれないことは明白で。

自分で何とかするしかなかった

ここで甘えは通用しない

みんなには先に行って、下山もしていいから。と

言ったけれど、どうやって帰るんだ?

ここにいても帰れないじゃないか。

目をつぶって帰りを思う

父は河口湖駅まで迎えに来てくれやしないか。

父親にラインを送る。

今日は仕事?
富士山登山しているけれど、キツイ
今9合目
引き返すに返せなくて、
登るしかないのだけれど、
河口湖まで迎えに来てくれたら最高なんだけれど、
今は寒くて、頭がぼーっとする
高山病なのかも
あと200メートルらしいど
つらい
息が吸えない。

そう、帰るには、上に上がるしかない。

そして私は登頂したかった

ここまで来たんだから上がらずにして帰れない。

重い腰を上げる。

一歩、一歩、あゆみを進める。

とってもとってもゆっくりだったけれど、

一歩、一歩、足を前に出す。

あぁ歩かないと前に進まないんだ

自分で歩いて行くしかないんだ

どう考えても当たり前のことだけれど、

あの時、そう思った。

200mを30分くらいかけてゆっくり登る。

ようやく登頂!!!

到着して一人だったからか、

嬉しさが出てこなかった。

何も感じなかった。

感じる余裕さえなかった。

そして、今度は山小屋バイトをしている友人を見つけるためだけに

歩みを進めた。

彼女を見つけて、

キラッキラの笑顔で私を驚きの表情とともに出迎えてくれて

とってもほっとしたのを覚えている。

だから、ようやくここで感情が出た

久しぶり〜!

登れないと思ったけれど、

登れた~~~!!!!

思わずのハグ

再会の意味もあったけれど、嬉しさのあまりの行動だったのかも

それから、

お互いの近況報告をして

今後のとってもいい話も共有できて

テンション上がる上がる

途中、しゃべりすぎて息が続かなかったのが面白かったけれど、さっきあんなに動けなかった人がとる行動じゃないよね。

でもとってもとっても素敵な時間だった

そして、先に到着していた仲間とも無事に合流してしばらくして下山。

私、そのころには復活していて

足取りが軽い。

あんなに無理だったはずの私の体は

復活していて自分も友人も驚く

※精一杯ジャンプしてる私笑

人生初の富士山登山

本当につらかった。

辛さ以外の何物でもなかった

でも、富士登山ができたおかげで、

岩に腰をかけてただけじゃ、
時間だけが過ぎていくばかりで
何も状況は変わらない。
でも、歩けば前に進むことができて、
そして、その歩みはさ、自分の足で歩いてるわけで、なんでもできるような自信が持てた気がした。

あとね、なんでもないことだけれど、

空気というか、酸素って偉大だなぁ〜

と思ったり、

太陽って見上げるものじゃない?

普通。

でもその太陽と対等の位置に自分がいる不思議さに感動したよ。

綺麗なご来光だった。

泊まった山小屋でインドヨガでとってもお世話になった方との久々の再会し
できる限りおしゃべりして、新しい働き方に感動して、
そこでのご縁もあったりして

山頂では、セブでの友人とアイディアシェアなど、

登山だけでないプラスアルファの得たものがあって

1歩、あゆみを進めるだけでいろんな関係ができるんだな。

って得るものが増えててとっても有意義な登山でした。

山頂から私を応援してくれた友人に感謝してるよ

ずっと見守っててくれたみたい。

ありがとう。
そして雨も一滴も降らず晴れ女🌞パワー炸裂でした。

そして、メールを送る相手が父親って所がどうも引っかかる爆

違う相手にしたいお年頃。

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