「ベジタリアン」って言葉、誰しも一度は耳にした事があると思う。
意味を正確に答えられるヒトはどのくらいいるだろうか。。。
ベジタリアンってなぁに？
あなたは何て答える？
今日、ランチをしようと、レストランを探していたところ。。。。
いい感じのお店を紹介されたので、早速出向いた。
一つはハンバーガー屋さん。
もう一つは、イタリアンだかフレンチのお店。
メニューを見せてもらえば良かったのだけれど、
私は、店員に訪ねてみた。
「ベジタリアンメニューはありますか？」
店員の顔が曇る。
何言ってんの？この子。ここはハンバーガー屋よ。と言わんばかり。
でも、このアルバイト店員さんが店長らしき男性に聞いてくれて、回答を貰った。
「夜のメニューなら野菜はあるのですけれど、ランチはないですね〜」
あ、分かりました。
と私。
もう一軒のフレンチだかイタリアンのお店へ
ここはパリの路面店か と思うほどのおしゃれな店だった。
ウェイティングの客が多数いた。
繁盛している。
一人で、しかもパンツにTシャツとリュックというかなりカジュアルな格好のためか
店員の私を見る目が痛い。
でも、私は、尋ねる
「ベジタリアンメニューはありますか？」
首をかしげながら、
「野菜だけってのはないですね〜」
しかも、無理ですよ。そんなの。帰った帰った。と言わんばかりの塩対応。
も〜冷たいなぁ〜なんて思いながらお店をそそくさと出た。
帰り際、
その店のテラス席でランチしている優雅なご夫婦のテーブルを見ると
おいしそうな真っ赤なトマトのパスタがあるではないか！！！
あんじゃん！！！！
あるじゃん！
ベジメニュー！！！
え？
パスタ？
パスタって、野菜じゃないよね？？？？
と思ったあなた。
そう、あなたです。
私は、そんなあなたに伝えたい。
ベジタリアンとは
野菜のみ を食べるヒトたち ではないのです！！！
え”！？
本当？？？？
本当です。
ベジタリアンは野菜だけを食べている人達の事ではないのです。
そもそも、ベジタリアンの語源は、
「完全な、健全な、生き生きとした、活発な」という意味の
vegetus（ヴェゲトゥス)という
ラテン語なんです！
ベジタブル（野菜）の意味は一切ないのです！！！
私が読んだ本によると、日本語に訳される時に誤解されていたとか。。。
だから、ベジタリアンは野菜だけしか食べない は大間違い！
ベジタリアンって、
日本語では「菜食主義」とか言われてるから、
野菜のみ食べる と
混同するのも仕方のない事なんだけれど、
ベジタリアンは、
野菜を中心として穀物・豆類を食べる人達のこと。
つまり、
植物性の食物を取り、
動物性食物を摂取しない人達の事。
だから、パスタもアリなのです。
その、ベジタリアンも種類があって、
- ヴィーガン（完全に動物性を排除）
- オクト・ベジタリアン（＋乳製品）
- オクト・オボ・ベジタリアン（＋乳製品、卵）
- ペスコ・ベジタリアン（＋魚介類）
など色々あるのです。
私が、かつて間違えていたように
「食」に携わるレストランの人でさえも
ベジタリアンを「野菜だけ」と勘違いしているんだな。
と実感した日でありました。
それにしても
Vegetarian の語源がvegetusという
「活き活きとした、活発な、健全な」
というポジティブパワーに溢れた言葉だって、知って
私は益々ベジタリアンに魅かれているのです。
え？
どうして、私が
それは、またの機会に
maybe next time….
ちなみに私は、ラクト・オボ・ペスコ・ベジタリアンです。
今日のランチ（写真）：プリプリ海老とほうれん草のオムレツ、サラダ、ポテトと不思議な味のパン。
（ペスコ・オボ・ベジタリアンメニュー）
