『千と千尋の神隠し』は言わずとも知れずジブリ映画で多くの方が観ていますね。
ご覧になりましたか?
内容を覚えていますか?
私は映画館でみて、不思議な話だったな〜って思いました。
だいぶ昔のことなので、ぼんやりとしか覚えておらず、トンネルをくぐったら不思議な世界へと行って
両親が豚になっちゃって、それからそれから、頭のでかい湯婆婆が出てきてなんか怖くて、
千尋は千に名前が変わっちゃって、銭湯みたいなところで働くことになっちゃって、そしたらハク様が出てきて、
え?なんだっけ?カオナシも出てきたよな。んんん〜
でも無事に元の世界に戻っていったよね?。
という具合にしか覚えていなかったの。
この物語のメッセージがなんだったのかキャッチせずに、「ジブリ作品」として観ていました。
だからこそ、この話のあらましを私の記憶を元に友人に聞いていて、ハッとしたのです。
これは、ハク様の本当の自分を取り戻すストーリー だったのです。
そう直感しました。
なぜなら、ハク様は「ニギヤハミコハクヌシ」という河の神様だったけれど、
その河は、環境汚染、自然破壊と現代の大人の事情により埋め立てられてしまった。
つまり、自分を見失ってしまったのです。
だからあの世界へで、湯婆婆に仕えている・・・・
千尋が主役のように見えているけれど、実はハク様が主役で、千はそのきっかけになったのでは。
と解釈して感動を覚えたのです。
私は震えました。
そしてなぜ震え、感動したかというと、、、
これは魂の話だと気づいたから。
もっと言うと、私とハク様は同じだと気づいてしまったから
魂の話というと「?」な人もいるかも知れません。
私もかつては目に見えるものしか信用しないタイプでした。
スピリチュアル系の人は胡散臭い人だとさえ思っていました。
そんな私が、かつて2014年に単身スリランカへアーユルヴェーダを受けに行き、
その時、『魂』の存在を認識したのです
それがはっきりと何かとわかったわけではなくて、「人間って、MIND, BODY,SPIRITから成り立ってるんですよ」
とアーユルヴェーダのドクターから教えてもらったのです。
無論、ヘェ〜そうなんだ。ふぅ〜んという感じだった。
実体験が伴わないただの知識・情報だった。
しかもマインドって日本では心って訳されたりしてるからむしろ混乱してたんだけど
(マインドは思考、ボディは身体、スピリットは魂だと今は腑に落ちている)
時が経てば経つほど、深く納得するわけです。
魂って、自我、真我、本当の自分のことなんですよ。
なぜ、私とハク様が同じかというと、
私も本当の自分を見失っていたからだと思ったのです。
ずっと周りの顔色を伺い、親の期待に応え、社会に慣れようと必死で、社会の正解を求めて生きてきてしまっていたから。
自分が本当にしたいことがなんなのかもわからず、見つけようともせず、本当の自分を見失っていたから。
とはいえ、「本当の自分」は時々、出てくるのです。
社会人時代は若いせいもあり、「私はこう思います。コーした方がいいと思います」
なんて自分の意思、意見を言うと、必ず打ちのめされていたのです。
だから私はこのような苦い経験より、この場合はこーしておいた方が良い。意見は言わない方が良いなど周りの空気を読んでみ、顔色を伺って生きていたのです。
どんどん自分の意見を持たないようよに器用に生きていたように思います。
でも、だから私はどんどん苦しくなっていったのです。
自分を表現することを忘れ、「らしさ」を発揮できずにいました。
だからこそ、環境破壊、汚染などによって自分を見失ったハク様と社会の何かに呑まれた私が重なって見えたのです。
魂の話 だって離れてみたからこそ気づきがあって、
それを友人に話したら
千と千尋の神隠しの英語のタイトルはなんと『SPIRITED AWAY』だと教えてもらいました。
WOW! と言うしかありません。
やっぱりそうだったか!とうなづきました。
解釈は無限大です。
あの話をただの不思議な話として一括りにしてもよし、
また違う解釈をしているのも聞いてみたい
そして私も、もぅ一度見ることでまた違った感想が出てくると思っています。
だから楽しいですよね。
色々な意見が出るって!
いつかこの話をできることを楽しみにしています。